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©慶應アルペンフェライン
KAV
新入生用ハンドブック
――――――目次――――――
7.以降省略(Web版で公開はしません)
――――――――――――――
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1KAV ってどんなサークル?
・年間を通してメンバー各自が計画して登山を行っています
・日帰り登山から長期にわたる本格的な縦走まで幅広く挑戦
・部員の中にはボルダリングやスキー、長期休暇中の旅行などをする人も
・大学から登山を始めた部員も多くいます
・装備の一部は貸し出しも可能なので、登山未経験の方でも上級生のサポートで登山を楽
しめます
1 年生でも十分な技能があればプランを立てて好きな山に登ることができます
・多数の女性部員も在籍しているので女性の方も心配はありません!
・アットホームな部室もあります!
本格的な登山がしたい方や、アウトドア好きな方、一度富士山に登ってみたい、テント泊を
経験してみたいなど少しでも興味のある方なら大歓迎です!自由な時間が増えた大学生
らしい活動を一緒に楽しみましょう!
2KAV の意外に長い歴史
(昔は雪山を中心とした活動をしていて、海外遠征も行っていた時代もありました)
1959 慶應義塾大学アルペンフェライン山岳会を創設(今年で 58年!?)
1978 OB 隊、東部ヒマラヤの未踏峰Kongde-Ri」( 6187m)初登頂
1990 学生隊、ヒマラヤ「Mera Peak」( 6461m)登頂
1993 学生隊、ヒマラヤ「Island Peak」( 6189m)登頂
1996 KAV活動低迷期に入る。廃部危機。低迷期は 2004 年まで続いた。
2005 女子部員を始めて受け入れる。活動のリスタート地点となる。
2009 失われた部室の再獲得。現在の 209 号室である。
2013 部員が突如増大。これまで数名だったのが 20 人規模に。活動が一気に活発化。
現在 部員は各学年 1020人にまで拡大、それに伴って新たな管理体制を構築中・

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からの流れ(ビジョン的な?)
[夏休み]
長期山行
もう一つの目標。リーダー候補へ
3これ
初期装備購入
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GW7 月テスト期間前]
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週末の春季山行に参加
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(岩登りの基礎訓練も参加募集)
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4泊~10
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計画をしてみる
PL(リーダー)の育成)
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11 月~]
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冬季山行の参加者募集、訓練
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3 月]
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冬季長期山行
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[新歓山行]
奥多摩
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山行になれていく
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(夏に向けて)
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大目標
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泊)
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9 月~10月]
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秋季山行に参加
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12 月~3 月]
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冬季山行
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[~3 月]
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総会、新歓準備

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定例会ってなに?
月に一回日吉キャンパスの教室を使って行われる話し合いです。主に来月の山行の参
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加者を募ったり、新しく計画を立案しようとしている部員が告知したりします。また前
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月の山行の反省報告があります。そして会の後わりには食事会があります。食事会の参
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加は自由ですが、定例会に関しては参加しないと来月行われる山行の参加が難しくなる
ので原則参加となっています。
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具体的に何していけばいいの?
★新入生にはまず始めに、できるだけ数多く一泊の山行に参加して山登り、テント泊とい
った一連の感じを把握していってもらいたいです!
・定例会では基本的に誰でも参加できる山行が計画されてます。(そうでない山行だけが
特別に説明されるので心配なし!)
・どの山行が厳しい、初心者向きというのはあまりないと考えて OK
・最優先事項は日程が合うかどうか
・ただし、極端に体力が足りないと思われる人(新歓山行で各々把握するであろう)は山
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行に積極的に参加していくとともに体力作りをするのが望ましい。
春予定の山々
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奥多摩、涸沢(北アルプス)
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鳳凰三山(南アルプス)、谷川
金峰山甲武信ヶ岳、尾瀬ヶ原、塔ノ岳
関東、中部地方の
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山々が中心です!

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4初期装備一式の購入
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先輩に教えてもらいながら4月に購入していく!
ザック 23 万円
7080l、余裕があれば 3040l
(貸出アリ、財政難の人は後回しにしてもよし)
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登山靴 23 万円(必須)
基本 3 シーズンを勧める(ゴロー(goro)の物を)
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レインウェア 23万円(必須)
残雪期に向けたものを勧める(GORE-TEX®
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ヘッドライト(必須)
銀マット(厚みがあるの、貸出アリ)
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5いざ山へ!(山行の基本的な一連)
参加表明
定例会で山行への参加を決定します!部室での何気ない会話から山行が決まることも。
暇な時はぜひ部室へ!
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準備
・ルート確認
:地図を読んで分岐点等を把握しておいてください。
・食料(基本水分のあるもの(ウイダーとか)は避ける)
:行動食→カロリーメイト、パン(惣菜パン、菓子パン、食パン)、飴系
:夕飯→米(宿泊日数分)、レトルト(カレー等。お湯で温めはできないけど)、ドライ
フード(おかず系、汁物系、丼系などなど)、カルパス、魚肉ソーセージ(通称;ギョソ)、
缶詰め(焼き鳥食べてみたい)、その他好きな物、粉末ドリンク(コーヒー、ココア、
ティー系)(←食器の洗浄も兼ねられるので食後にお湯を沸かして飲むことが多い)
:朝食→ラーメン、グラノーラ等シリアル系(牛乳は脱脂粉乳を水で)

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・水
:1日の行動で最低 2L(遭難時の予備も含む)、夏場は多い人で3L
・服装
汗が早く乾く
化繊
の服を着るべき
(綿禁止)直射日光を防いだり,滑落時に怪我を
軽減したりするため,長袖推奨。長ズボンまたは短ズボン&スパッツ
細かい持ち物は計画書に則ってね♡
PL(山行のリーダー)、登山本部によるメンバーの装備チェック
・テント組み立て練習
共同装備の諸々
・貸し出し・返却の管理
:基本は web の管理ページの更新を行う(リーダーの声かけを中心に PL も監視)。
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管理ページは KAVHP の部員専用から。IDとパスは載せとく。
・共同装備の説明
テント→本体+フライ+ポールが一式。フライ:防水防風カバー ポール:骨組み
本体、フライは必ず乾かしてから返却!
ペグ→杭みたいなの
細引き→テントフライを固定する際の紐。岩に括り付けるもしくはペグとつなぐ。
コッヘル→主に飯盒(夕飯)、ラーメン(朝食)用の鍋。きれいなコッヘルなら飯盒
を失敗しないらしい。使ったらちゃんと洗って置くこと!
ガス、バーナー(ヘッド)→火を熾す、すごい文明の利器。
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シュラフ(寝袋)
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ザック
医療キット
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行動時の知識(隊列、マナー)
隊列は基本先頭
PL
、最後尾が次に体力のある
SL
とか)
一番体力がない、歩く
のが遅い物は二番手に回ること。
・登山者には元気に挨拶(←これ大事)
・すれ違う時:上り優先、次に少人数優先

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止まる人はザックを山側に向けて山側へよける
・整備された登山道から外れた草花は極力踏まない(植生保護)。
・トイレは緊急時以外できるだけ小屋で(登山道美化)
・こまめな水分補給とエネルギー摂取が必須。お腹がすいてないうちから取っておくこと
が長時間行動でミスらないコツ。
・休憩が必要に感じたら(相手が先輩だからと、自分が初心者だからと)遠慮するのは禁
止。PL やトップは体調の変化に気づけないことも多々。下手な我慢は後に全体に迷惑を
かけると思っていてよい。
テント場等でのマナー、生活知識
・テントの立て方は実践して覚えてね♡
・トイレ:極力テント場のトイレを利用(大はトイレットペーパーは持参すること)
・水(汲み場と排水)
:食事での排水は出すことがないように。(洗うことはしない)使った食器はトイレッ
トペーパーでふき取ってきれいに。(衛生的には夏に 10 日以上それでも大丈夫だった
んで。)ゴミとして持ち帰る。
・食器
:皿は登山用品店で売っている物を使う人が多い。市販のタッパー等なんでもアリ。箸
またはフォーク
スプーン(ステンレス、プラスチック等)が必須
(忘れると悲惨)
・荷物整理
:隣人のテリトリーを侵略しないこと。朝の片付けで手間取りすぎないくらいに整理
できるのがよさげ。物をなくさないためでもある。(朝は暗い場合も多々。その中で荷
物を出し入れするつもりで)
袋を持っていき荷物をまとめられると荷物整理が楽かと(個人的には)
・共同装備の管理
:持ってきた人が所在を把握しておく
・寝方
:川の字でみんな仲良く寝ましょう。隣人の寝返り、いびき等には寛容に。
運命共同体なのです。
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・就寝消灯時間 20:00:これ以降は他のテントは寝ているとして行動。静かに!!
・夜はヘッドライトを他のテントに向けないよう注意
下山後の報告、反省
山行の反省をまとめます。PL が主にやる仕事で、次の定例会で反省を報告します。

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6その他
①山行のいろいろ
・縦走:テントを持って山々を渡り歩く
・定着:ベースキャンプを拠点に複数のルートを攻める
・残雪期山行(厳冬期山行未経験者へ)
・ザイルワーク、登攀
・沢登り
・厳冬期山行
・冬の低山山行
Webにおける情報共有
計画書、反省、定例会等の議事録はクラウドに保存していき全体共有する。
Onedriveを使用。共有については個別に対応していく。
③会員の個人情報
緊急時の対応のため、以下の項目を管理させていただきます
・名前
・住所(実家、下宿先)
・生年月日
・血液型
・学部学年
・電話番号(本人、実家)
④山行のための手続き(リーダーの仕事)
KAV で計画された山行は全て計画書が作成されます。作成された計画書は上級生からな
るリーダー会でのチェック、顧問である戸瀬先生による承認、大学側への計画書提出を行っ
ています。また一部の計画(岩登り、沢登り、冬山など危険のある場合)は OB 会にチェッ
クを入れてもらう体制も取っています。これですべての安全が確保できているわけではあ
りませんが、できるだけ多くのチェック体制を整え、重大な事故が起きないようにしていま
す。

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⑤保険関係
☆日本山岳救助機構会員制度(jRO
・保険内容…会員が遭難に遭遇し、会員が捜索・救助費用を負担する場合、その費用実費
1会員 1 期間あたり 330 万円を限度に補填
・会費…(初年度)入会費 2100円+年会費 2100
(次年度以降)年会費 2100円+事後分担金(年度によって異なる)
*事後分担金:jROがその年に払った捜索・救助費用及び臨時費用補填金を会員数で割っ
た額
☆医療給付制度
慶應に在学中、健康保険の保険証を提示して医療機関にかかった場合、医療費のうち支払
った自己負担分(30%)の一部を大学から給付を受けられる制度です。(登山と関係なく)
同一診療機関、同一診療科、同一月にかかった分の合計から 1000円を引いた額が給付さ
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れます。
(例:6 月に虫歯の治療で A 歯科に 2 回通い、医療費の自己負担分の合計 3000円を払っ
た場合、2000円の給付を受ける。)
医療費の領収書を持って大学学生部の学生生活担当窓口で書類に必要事項を書き提出す
ることで銀行へ振り込まれます。
利用しない手はないので、ぜひ皆さん利用しましょう!!
詳しくは「健保の手引き」をチェック!!
☆学生教育研究災害傷害保険
大学内での活動、大学外でのクラブ活動、またそこへの移動中での事故を対象とした保
険。全学生加入済み。ただし、「山岳登攀やハンググライダー等の危険なスポーツを行っ
ている間」は保険の適用が除外され、鎖場や危険ルートを通る場合も適用が除外されます。
☆各キャンパス、慶應病院での対応について
大きなけがの場合、緊急でなければ各キャンパス診療所で紹介状を書いて貰い、慶應病
院へ行くのが通常の流れです。各キャンパス診療所の診療時間などはこちら
http://www.hcc.keio.ac.jp/japanese/clinic/consultation/consultation.htm
慶應病院で受診するメリットは、他の病院では受診した月ごとに医療給付を申
請しなければなりませんが、慶病院は初診時に「学生証」を見せ、後日に学生部
へ「医療費給付金振込口座届」を提出すれば、その後は手続き不要で自動的に給
付を受けられることです。